1888年、フランス、アルル地方。

ナポレオン3世が捕虜となり、フランス第二帝政が崩壊、フランス第三共和政が成立した時代。

ゴッホが画家の共同生活場所・創作拠点として作った【黄色い家】に集ったゴーギャン、スーラ、シニャックらは、喧嘩を繰り返しながらも互いを高め合い、親交を育んでいた。

そこに、主人を喪ったメイドであり、この土地と同じ名を持つ女、アルルが【黄色い家】の戸を叩く。

 

「知られてはいけないが残さなくてはいけない」絵を描く為に。

 

各々が自らの想いを乗せて筆を走らせる中、変化していく想いと時代と環境に翻弄され続ける画家たちに訪れる、ささやかな真実と現実。

印象派の画家たちの親交と離別を縦糸に、ナポレオン亡き後のフランス史のうねりを横糸に、芸術を追い求め不器用に生きた画家たちの蜜と毒を描いた虚実綯交ぜの物語。

満を持して、再演。


今回の上演作「ポストグラフ」はCoRich舞台芸術アワード!2015にて登録された8660本の中から15位に選出(関西公演のみの作品としては2位)された劇団代表作の一つです。

19世紀、フランスアルル地方。ゴッホをはじめとする印象派の画家たちの親交と離別を縦糸に、ナポレオン亡き後のフランス史のうねりを横糸に、画家たちと歴史の過去が繋がり、芸術を追い求め不器用に生きた画家たちの生き様が舞台上に立ち上がります。

劇団員により製作した一人芝居で全国に活動の幅を広げた彗星マジックですが、各地で本公演への期待の声を頂きながらもいまだ劇団本公演を他地域にツアーできていない状況が続きました。

劇団の体制を整え、自信作を携え、満を持しての劇団本公演ツアーを実施します。